日曜劇場『19番目のカルテ』第3話あらすじ感想
🩺『19番目のカルテ』第3話「どの道を、選んでも。」は、声を失うかもしれないという恐怖と、それでも生きる意味を問う“命とアイデンティティ”の物語でした。
📖あらすじ(ざっくり)
- 人気アナウンサー・堀田義和(津田健次郎)が喉の違和感を訴えて病院へ
- 検査の結果、下咽頭がんが判明。外科医・康二郎(新田真剣佑)は即手術を提案
- しかし堀田は「声を失えば、自分は死んだのと同じ」と手術を拒否
- 総合診療医・徳重(松本潤)がセカンドオピニオンとして登場し、“声”に込めた堀田の人生観に寄り添う
- 康二郎との医療方針の違いが浮き彫りになり、“治すこと”と“生きること”の価値観がぶつかる
💬感想:声を失う恐怖と医師の葛藤
- 津田健次郎さんの演技が圧巻。声を武器に生きてきた男の絶望と執着がリアルすぎて、観てるこっちも喉が詰まる…
- 徳重の「声を失っても、あなたはあなただ」という言葉が、医師としての優しさと覚悟を感じさせて泣ける
- 一方で康二郎の「最短で治すのが正義」という姿勢も、医師としては正論。どちらも“助けたい”という想いから来ているのが切ない
🧠考察:声=命?それとも生き方?
- 堀田の「声を失えば死んだも同じ」という言葉は、職業アイデンティティに縛られた現代人の象徴
- 徳重は“問診”を通じて、堀田の過去・価値観・恐怖を掘り下げる。これはまさに**「病気ではなく人を診る」総合診療医の真骨頂**
- 康二郎との対立は、医療の合理性 vs 人間の感情という構図。どちらが正しいとは言えないからこそ、視聴者に問いかけてくる
☠️毒味:ちょっと言わせて
- 「声を失えば死んだも同じ」って、職業病というより自己肯定感の崩壊では?
それを“声”に全部押し付けるのは、ちょっと逃げすぎじゃない? - 康二郎の「最短で治す」って、患者の人生を“治療成績”でしか見てないようにも感じる。
それって医師のエゴじゃない?…って思わせる演出が巧妙すぎる
この回、医療ドラマというより哲学ドラマでしたね。
次回は“認知症と家族の選択”がテーマ。さらに深い沼にハマりそうです…🧠💭
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