ドラマ「ジャンヌの裁き」第3話ネタバレ感想!
ジャンヌの裁き第3話について
神田弁護士が審査補助員を解任され、代わって弁護士・近藤ふみが着任したことを告げて挨拶しました。
検察審査会が今回審査するのは、「江東区 広告代理店セクハラ事件」です。
申立人は岡崎夏菜の両親でした。
申立人の話によると、広告代理店勤務の岡崎夏菜が会社と上司を不同意わいせつ罪、即ちセクハラで告訴、周囲からは示談金目当ての噓ではないかなど、いろいろ噂をたてられ、上司に嫌われて部所を外され、絶望して屋上から飛び降りたのでした。遺書はなかったのですが亡くなる5分ほど前にSNSに投稿があったと言ってその画像を見せると、青空に雲が浮かんでいて、そこに「イーダスの弓矢」という文字が書かれていました。
母親の指示通りにkana Okazakiをクリックすると、こんどは、「冬の宝石」と言う文字が表示され、文字の下にパスワード入力が指示されました。母親はいろいろ入力してみたが開けなかったと説明しました。
そして、セクハラ事件の方は証拠不十分で不起訴になったのでした。
両親は娘・夏菜の無念を晴らしてくださいと涙ながらに審査員たちに訴え、深々と頭を下げました。
傍らで聞いていた近藤弁護士は拳を握り締め。怒りに満ちた厳しい表情でした。
つぎの証人は、江口でした。
四つ葉製菓の真CM発表会が終わって出てきたら岡崎夏菜が飛び降りたらしいと聞いた。最後まで人騒がせだと吐き捨てるように言いました。
セクハラなんてアリもしない言いがかりをつけられて迷惑していたと言うと、近藤弁護士が、どうしてそう言い切れるのかと問いただすと、江口は、証拠不十分だと検察が認めているからだと答えました。
近藤弁護士の表情から完全に戦闘モードに入ったことが感じられ、近藤弁護士と審査員が江口を徹底的にやっつけることを期待しました。
岡崎夏菜はどうして訴えたと思うかと問いかけると逆恨みだと答えました。
セクハラだと言いだす少し前に同期でライバルの宮本由理香の曲を採用したと言うのです。
それで逆恨みして言いがかりをつけてきたが、嘘だとバレて岡崎が周囲からバッシングを受けたのだと笑いを浮かべて答えました。
この発言を硬い表情で聞いていた近藤弁護士は、よくそんなことが言えますねと言いながら、証人の前に進み出て、彼女は亡くなっているのだと強い口調で言うのを、剛太郎が慌てて留めました。
近藤弁護士と剛太郎の立場が逆転していると思いましたが、近藤弁護士の熱い思いは十分に分かります。よく言ったと思いました。
江口が白々しく、真実だと言うと、近藤弁護士は、書類を床にたたきつけて、部屋を出ていってしまいました。
審査補助員が怒りに任せて行動するのは、さすがにダメだと思います。審査員たちは啞然として無言で見送り、話を聞き終えて帰る審査員たちは近藤弁護士の態度を非難しました。
剛太郎が、廊下の椅子に座っている近藤弁護士の姿を見つけ、声を掛け、何かあったのかと尋ねると何もないと答えて立ち去ろうとしました。
剛太郎が背後から声をかけられて振り向くと東京地検特捜部長・桧山でした。
またいつもの様に、嫌味とも脅しとも感じる言葉を掛けて、近藤弁護士にも薄笑いを浮かべた顔で一瞥して立ち去りました。
本当に下品で嫌味な男だと思います。こんな人物が、法に基づいた仕事をしているとは思えません。
剛太郎の元妻・草壁佐和子と幼友達の寿警部補が剛太郎宅で食事を共にしています。
新聞記者の佐和子は岡崎夏菜のセクハラの内容をかなり詳しく知っていて説明しました。
寿警部補の話によると遺品のスマホから何も出なかったというのです。あらゆるデータがすべて消えていたのでした。誰かが意図的に消したことが疑われるのです。
佐和子がテーブルの上のスケッチ画を見てこの目の人をみたことがあるかもしれないというのでした。そのスケッチ画は近藤弁護士でした。
6年程前に裁判所で取材中に見た女性で、廊下で桧山検事に向かっていたと言うのです。
寿刑事が帰りの夜道で男に呼び止められ越前剛太郎と親しくしていることを快く思っていない様子で情報を検察審査会に流していることを疑われ、忠告されましたが、特に気にも掛けずに立ち去りました。
男は桧山の部下でした。検察職員とは思えない、チンピラみたい言動だと思います。
剛太郎宅からの帰り道ということはずっと尾行していたとしか思えません。何を隠そうとしているのか怪しいですし、一般の民間人の事件にこんなに関わることが理解できません。
剛太郎と佐和子は離婚後もこんなに仲が良いいのに別居している理由が分かりません、不思議な関係の元夫婦だと思いますがいい感じです。
ひとりで屋上にいる由理香に声を掛けた女性がいます。近藤弁護士でした。自己紹介をして岡崎夏菜の件で話を聞きたいと申し出ると、何も話せないと言ってその場を立ち去ろうとするのを引き留め、セクハラの証拠となるデータを探していることを伝えました。
由理香は何も知らないと言い残して近藤に背を向けると剛太郎がいましたが会釈して無言で立ち去りました。
近藤弁護士が何故ここに?と尋ねると、剛太郎は近藤の姉の事件の事を聞いたと告げました。
近藤の姉も今回の事件と全く同じ事件の被害者であり、自殺していて、事件を不起訴にしたのが桧山だったのでした。
一度だけではなく何度も検事にあるまじきことを繰り返している桧山が今も地検特捜部に在籍していて、しかも、地検特捜部長だなんて、信じられません。腹が立ちました。
部下たちの中にも正義感の強い、きちんと仕事のできる人たちがいると思いますが何とかならないのでしょうか。
近藤弁護士は真面目で正義感の強い人だと思いますし、有能な弁護士なのだろうと思いますがもう少しゆったりした気持ちで事件に向かった方が良いのではないかと思います。いつもピリピリしていて見ていて疲れます。
近藤弁護士の話を聞いた剛太郎は、力になりたい、一緒に戦わせて欲しいと申し出ました。
剛太郎は、データを消したのは宮本由理香ではないといいました。写真の表情から、怒りと悲しみを感じ取ったからでした。そして、動機的に一番怪しいのは、江口だと睨み、近藤弁護士もそれは同感でした。
新CM発表の試写会に出ていた江口がデータを消すのは無理でしたが試写会から抜け出す可能性があることに目をつけ検証してみました。
審査員たちが走ってみた結果、新CM発表の映像を流している最中の5分間に部屋を抜けて屋上の夏菜に会っていたという仮説が成立することを立証することはできませんでしたが審査員の一人が通り抜け出来る倉庫に気付き、そこを通ることで、に屋上への往復が可能であることが立証されました。
近藤と剛太郎は再び由理香を訪ね「イーダスの弓矢」の事を尋ねると、そんな人は知らないと答えました。剛太郎は、イーダスはギリシャ神話に出てくる人物だといい、この物語の内容から、夏菜と由理香が双子の様に仲が良かったと想定して、そのことを問うと昔はそうだったが次第に二人で会う時間が少なくなり、
江口が夏菜の企画を中止させて、由理香の企画をねじ込んだことを知った数日後、夏菜は自殺しました。剛太郎は、正義は今かもしれません、と由理香に告げ、夏菜は自殺ではない可能性があることを明かしました。
江口の犯行であることを立証するための物証として夏菜が録音していた音声データが必要でした。
近藤弁護士は、夏菜が別の場所に隠したことも考えられるといい、剛太郎は「イーダスの弓矢」は由理香へのメッセージだったのではないかと読んだのでした。自分は自殺ではない、何者かによって殺されたことを知らせたかったのだと。
イーダスの矢が当たって亡くなったふたご座の片割れが自分で、もう一人のふたご座の由理香にデータの隠し場所を見つけてもらいたいというメッセージだと思ったと言うのです。
近藤弁護士が夏菜のSNSに残されたアドレスにアクセスして開いたページを由理香に見せました。
「冬の宝石」の文字の下にパスワードを入力の表示がありましたが、そのパスワードが分からないのです。由理香は夏菜から聞いた冬のダイヤモンドの話を思い出しました。
星が沢山散りばめてある画面の星を夏菜から聞いたとおりに繋いでいくとパスワードが解除され、セクハラ音声証拠と由理香宛のpdfが出てきました。
亡くなる前日の日付で企画者は岡崎夏樹、宮下由理香の連名でした。そして、自分に万一のことがあったら頼むと書いてあり、由理香もセクハラのターゲットにされていた事の証拠の音声も入っているので夏樹がかってにおおやけにすることが出来なかったと言うのでした。夏樹は由理香をかばっていたのでした。夏樹と由理香の話を聞いている審査員たちももらい泣きです。
検察審査会と言う堅苦しいシーンが多い中で、心温まるシーンでした。
剛太郎を含む9名は起訴相当、不起訴相当は2名で起訴相当に決まりました。
CM企画部に江口が出社すると、社員たちは挨拶もしないでよそよそしい態度で、目も合わせようとはしません。
女子社員の一人がスマホを見せると、血相を変えて社長室に駆け込みました。
父親の社長は「創麗広告社がセクハラを隠蔽、犯人は社長の息子」の報道を見ていました。
江口がまた桧山検事に頼んでと懇願しましたが、桧山検事と連絡が取れないと言う答えが返ってきました。
この報道をいち早くすっぱ抜いたのは佐和子でした。さすがはやり手の新聞記者。見事です。スカッとしました。美人で優しくてさっぱりした性格で、そのうえ、見事な仕事ぶり、非の打ちどころがありません。佐和子は魅力的な人だと思います。好きになってしまいました。
佐和子からの電話が終わって廊下を歩いていると近藤弁護士が声を掛けてきて、ふたりで話しながら歩いています。近藤弁護士は作品の締め切りを心配しています。隠していた越前剛太郎の正体が、ペンネームがさんぷう・みなみという名の少女漫画家であることがばれていました。
検察審査員としては、博学ですし、洞察力も鋭くて事件の内容を明らかにする手腕は警察関係者よりも優秀だと思います。でもうっかりする時もあって、偉そうにしないところに親しみを感じます。
近藤弁護士は、剛太郎が居なければ今回の件は解決できなかった、あなたがいてくれて良かったといい、有難うございましたと笑顔で感謝の言葉を述べました。
明るくてやわらかい表情でした。いい人達の笑顔をみるとホッとしますが桧山の笑顔はムッとしました。
近藤弁護士は、桧山が不起訴にする案件は何か裏がある、その真実を掴むまでは終わらないというと、剛太郎も一緒にやるといい、二人は桧山の悪事を暴くことを決意しました。
運転席の寿警部補は助手席の佐和子にプリントをみせました。過去に桧山が不起訴にした事件の中で検察審査会に掛けられたものでした。明らかに不当な不起訴と思われる事件であるにもかかわらず、議決が不起訴相当ばかりです。
これは裏切者がいるということだと言い放しました。
桧山が札束を渡して、よろしくお願いします。といい、その人物に、あなたが居れば千人力だと言いました。
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