『ジャンヌの裁き』第4話ネタバレ 感想

ジャンヌの裁き第4話について

越前剛太郎の元妻・草壁佐和子が歩いていると、車が止まり、桧山から脅しの様な言葉を掛けられました。

寿刑事が検察審査員の中に裏切り者がいると言っていたことを思い出して、審査員の中に桧山の内通者がいる事を剛太郎に伝えました。

検察審査会の開始直前、審査員・豹谷誠がケーキの箱を開けてみんなに提供しました。完黙の貴公子の店のケーキでした。

父親の殺害容疑で、当時、人気店でパティシエをしていた淡路宗一郎が逮捕されましたが、取り調べ中一貫して黙秘して、その毅然とした態度や甘いマスクから完黙の貴公子と呼ばれて話題になりました。その後不起訴になりました。

甘いマスクだったから毅然とした態度で黙秘したのがカッコイイとされたのだと思います。

審査員・豹谷誠から、今回の審査会にこの件を扱うことが提案され神山を除く10名が賛成し、決定しました。

第一発見者、家政婦の佐竹明美が証言しました。

事件当日は被害者・啓介とその息子の宗一郎と翔が在宅。

夜8時頃佐竹が帰ろうとしたら啓介の叫び声がしたので、2階へ上がると、頭を置物で殴られ、腹もハサミで刺されていてと証言しました。

置物からは総一郎の指紋が検出されたことが確認されています。

宗一郎がパティシエになりたいと言い出して高校を退学してからは親子関係は悪くなったと証言しました。

父親は息子たちを愛してはいなくて、息子たちも父親を嫌っていました。こんな親子がいることが理解できません。

剛太郎が宗一郎の不起訴の理由を質問すると、近藤弁護士が目撃者の証言だと答えました。

事件当夜淡路家から逃げていく人影を見たという証言では、恰幅のいい男だと言うことでした。

剛太郎宅に元妻・佐和子が来ています。心配して審査会の様子を尋ねると、全員が怪しく見えると答えました。

審査員たちは皆やる気がなさそうで、真剣に取り組んでいるのは剛太郎と近藤弁護士だけのように感じます。近藤弁護士は審査補助員なのに、審査員よりも熱心に働いているように感じます。

剛太郎は佐和子から息子・賢太郎がママと暮らしたいと言っていることを聞かされましたが、元夫婦はどちらも理由が分かりませんでした。

どちらと暮らしてもいつも4人で会っているのですから同じだと思いますし一緒に暮らしてしまえばいいのにと思います。

変な暮らし方ですが幸せそうな家族に見えます。

剛太郎は、近藤弁護士に呼び出され、この事件がいくつもの曖昧な点を残したまま不起訴になっていることを伝えられました。

なぜ、凶器を二つも使用したのか、置物の方だけ宗一郎の指紋が残されていて、はさみの指紋は拭き取られていた事など事件の真相についての疑問な点がありました。

剛太郎は、桧山が内情を知りすぎているので審査員の中に桧山と通じている裏切り者がいる疑いがあると話しました。

近藤弁護士は目撃者の桑名克子に話を聞きに行くと言うと剛太郎も同行しました。
恰幅のいい男で宗一郎君には全く似ていない風貌だったと証言しました。

宗一郎ではないことを強調しすぎる所が不自然で、何か意図がある様で怪しさを感じます。

カフェに寄った二人は、恰幅のいい男が犯人だとしたら、この町のどこかに潜んでいることだから怖いことだが、桑名克子が少しも怖がっている様子が無かったことに疑問を感じたのでした。

近藤弁護士は壁の掲示板に貼られた淡路啓介写真に目が留まりました。

カフェのマスターによると、一緒に写っている写真の男性は啓介の兄・淡路一之で淡路病院の経営者でもあり、大地主で、このあたりの店は淡路家の土地を借りて商売していると言うのです。

桑名克子の店も淡路家の借地だと言うことがわかりました。

検察審査会で目撃者・桑名克子の証言が信憑性に欠けることが報告されました。

審査員・神山が宗一郎を宗一郎君と呼んだので、知り合いなのかと質問すると、小学校の同級生だと答えました。

審査員・神山は宗一郎が昔からの夢を叶えてパティシエとして頑張っている。

だからこれ以上彼の邪魔をしないでと訴え、お願いしますと頭を下げました。
剛太郎と近藤弁護士は同時に、それはできないと拒否しました。

そんなことを承知するわけがありません。神山の気持ちはわかりますが、私情を挟むことが許されるはずがないでしょう。

 

剛太郎は、検察の判断が被害者や周りの人達の人生を変えてしまうことを思い知った。だから、その判断が正しいのか、調べて、検証して見極めなければいけないのだと、自分にも審査員たちにも言い聞かせました。

 

11人が誰ひとり手を抜かずに向き合っていく必要があると思うと言うと、審査員たちもみんな笑顔で納得した表情です。

剛太郎、よく言った、と思いました。

 

審査員たちも剛太郎を信頼して、協力的ですし、いろいろな提案をすることも、意見を述べることもあり、審査会がまとまってきた印象で、審査員たちは個性的で愉快な人たちで親しみを感じるようになりました。

 

審査員から本人に話を聞くことを提案され、剛太郎と近藤弁護士が訪問すると言うと神山わこも同行することを希望しました。

 

3人が淡路家を訪れ、家政婦・佐竹に宗一郎の所在を尋ねると、今日はいつ戻るか分からないと言われ、翔は事件以来部屋にこもってしまっていると聞かされました。

 

もし、宗一郎が犯人だとしたら、翔の為に黙秘しているのだと思う、両親が亡くなって翔の面倒を見られるのは宗一郎だけだと言うのでした。

 

宗一郎が帰宅して、部屋に入ってくると、自宅に来られたことが不快の様で帰るように言われ、検察審査会に来て欲しいと告げて帰りましたが出席は望み薄の雰囲気でした。
幸と賢太郎が帰宅すると、剛太郎は賢太郎に話しかけ、パパは賢太郎に嫌なことをしたか?どうしてパパが嫌いなのかと優しく問いかけました。

 

賢太郎は泣きながら、嫌いじゃないけど僕がいると邪魔になるからパパは忙しいので応援したいのに迷惑をかけてしまっていると言うのです。

賢太郎は邪魔なんかじゃないと言いながら抱きしめ、賢太郎と幸がいるから頑張れるんだよと言って聞かせました。

賢太郎は泣き止んでカレーが食べたいと言うと、パパは笑顔で頷きました。

越前家の可愛い事件は解決しました。両親が離婚しているとは思えない暖かい家庭です。殺伐とした事件を審査している中のこんなシーンは心が和みます。賢太郎君は可愛くて抱きしめたかったです。

子供たちがトランプをした後お菓子が食べたいと言うので戸棚の上のお菓子を取って渡すと、娘・幸が、子供でも取れる場所に置いてと不満を言うと、そんなことをすると全部食べてしまうからダメだと言い聞かせました

 

子供には届かない場所ということがヒントになりました。

宗一郎が検察審査会にきて、これで最後にして欲しいと言って質問を受けました。

剛太郎は疑問点を整理して仮説を立て審査員たちが再現をしました。

事件当日、事件現場の書斎には啓介のほかに誰かいたのではないか。それは宗一郎の弟・翔。

翔は何らかの理由で啓介の腹をハサミで刺した。

 

その現場を見た宗一郎は翔が疑われないように。高い場所にあったものを凶器として使用して啓介の頭を殴り。

 

その後、翔を助けるために黙秘した。

審査員の仮説は会っているかと問いかけると、黙秘しますと答えました。

翔は事件の日以来学校に行けていないと聞いたことを話し、幼いながらも自分がしてしまった事の大きさに苦しんでいるのではないかと言い、それが本当に翔の為になるのかと疑問を投げかけました。

再び宗一郎は黙秘しました。

審査員たちはうんざりしています。

 

宗一郎は思いつめた表情でもう帰ってもいいかと言って立ち去ろうとしましたが審査員・神山わこが声を上げました。

自分の知っている宗一郎はお菓子作りが大好きで、学校が苦手だった自分はお菓子を貰えるのが嬉しくて学校に行くのが楽しみになったと話しました。

将来、パティシエになる夢を叶えて欲しいとお願いしたと話すと、宗一郎は子どもの頃を思い出したのでした。

ひとりで抱え込まずにちゃんと話して欲しい、どんなことでも受け止めるからと言うと、宗一郎は話し始めました。

 


事件の日は弟の誕生日。その日は弟が虐待されていました。

その光景を見た瞬間に自分が教育虐待を受けていた時の記憶が甦りました。

高校までは耐えたが、もう死んだほうがましなのではないかと思っていた時に昔の夢と、神山わことの約束も思い出し、人生を好きに生きてやろうと思ったと言うのです。

自分が逃げたために弟が虐待されていたことを知ったのでした。

仮説通りの事件でした。

名前を伏せて投票することにしました。

11名中10名が起訴相当でした。

1名だけ不起訴相当投票した根津信也が裏切り者の内通者でした。

近藤弁護士が投票用紙に細工をしておいたのでした。

用紙の下の部分を鉛筆でこすると名前が浮き出るようにしておいて、不起訴相当の投票者の名前をこすったら根津信也だったのでした。

近藤弁護士やりましたね。犯罪にならない小細工。内通者・根津はバレたことに気が付いていないというのも面白いです。

今後が楽しみです。

宗一郎が翔の部屋の前でこれからは何があってもお兄ちゃんが守ると声を掛けると、ドアが開いて出てきた翔が宗一郎に抱き着きました。
この兄弟の今後が心配です。

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