「ハコビヤ」第6話 感想 ネタバレ 

ハコビヤ第6話について

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キッチン白鳥で食事をした女の子が支払いをするとき、アルバイト・天野杏奈を綺麗だと褒めてメイクや髪形をいつも参考にしているといって帰りました。
杏奈は上機嫌でカウンターを拭いているとオーナー・白鳥剣が指輪の入ったケースを持って杏奈の方へ歩いてきました。

自分へのプレゼントだと勘違いして動揺しましたが、指輪を持った白鳥は杏奈の脇を通り過ぎていきました。

杏奈もかなり慌て者だと思います。

白鳥が、杏奈にプロポーズなんてありえないと思います。今まで一緒に仕事をしてきてそんな気持ちが無いことは十分に分かっていると思います。杏奈の大きな勘違いと本気で焦っている様子に思わず大笑いしました。女の子に綺麗だと褒められたことが勘違いする原因だったのでしょう。

白鳥は行くぞ、届け物だと言って車に乗り込みました。1年前に依頼された品物でした。

日時:1年後(2024.2.24 15時)、お届け物:指輪・手紙、お届け先:ミツキ、(目印に白いコートを着ている)、住所:富士の森公園、依頼主:早坂満男です。

杏奈が駐車場で待っていると、バラの花束を抱えた白鳥が戻ってきました。依頼主から33本のバラを買って欲しいと頼まれていたのです。

杏奈は本人から渡さないと絶対ダメだと言い張りましたが、杏奈は分かってしまったといってフラッシュモブを想像しました。

白鳥と杏奈がバラと指輪をミズキに届けるとミズキは早坂が来ないことに落胆しているようでしたが公園にいる人たちが次々に踊り出しました。そして、レッドカーペットが敷かれました。

タキシード姿でバラの花束を抱えた早坂がレッドカーペットをミズキに向って歩いてきました。33本なんかでは僕の愛は伝えられないと言って33本の花束を空に放り投げ、自分が抱えてきた大きな花束を渡すと、跪いてプロポーズしました。

ミツキは笑顔でプロポーズを受け、杏奈と白鳥も加わってみんなで踊りました。これが杏奈の想像でした。
白鳥と杏奈はバラと指輪をミズキに届けましたが周囲にいる人たちは無関係の人で、踊リだす人もレッドカーペットもありません。

杏奈が早坂満男さんは?と尋ねると早坂満男は来ませんと答えました。杏奈がこれはプロポーズですよね?と尋ねると、白鳥が、来ないのではなく、ここに居る、ですよね。と言いました。
ミズキは振り向くと、お久し振りですと白鳥に笑顔で挨拶しました。それは、早坂満男本人でした。

杏奈は訳が分からずどういうことかと問いかけると、早坂満男は1年前の私だと答えました。
性別も名前も替えたのでした。指輪は自分に贈ったものでした。
ミズキが指輪を嵌めると白鳥はお似合いですと褒めました。白鳥は全てが分かっているようでした。少しも驚いていません。

白鳥は1年前から予想していて、今日、その予想が確信に変わったのだろうと思いました。
こんな依頼は誰も想像できないと思います。この依頼を考えた早坂満男の発想も興味深いですが、内容を把握した白鳥はさすがだと思いました。普通の人には考えられませんし気持ちも理解できないと思います。

ミズキは踏み出して本当に良かったと思っていると言いました。
手紙とバラも渡し、杏奈が愛の告白かと思ったと微笑みかけると、ミズキは自分への愛だと説明しました。誰も祝ってくれないと思ってせめて自分で自分に伝えなくてはと思って贈ったのだと話しました。

33本のバラと花言葉を添えることも依頼してあり、花言葉は、生まれ変わってもあなたを愛すでした。
しっかり届けてくれてありがとうございましたとお礼を言って頭を下げました。

ミズキの表情が変わったことが気になった白鳥が、どうかしたのかと尋ねると、この公園は母とよく来た事を思い出したと言い、家族にはしばらく会っていないと打ち明けました。許してもらえないのだと寂しそうな顔をしました。

会いに行きたいけど、分かってくれない人は分かってくれないことがわかったと言い、傷つくのは怖いとも言い、いつかだと呟き、そんな日は来ないかもしれないという言葉を聞いた杏奈が行きましょう。

今の姿を見てもらいましょうと言って躊躇うミズキを促しました。どうして?と問いかけるミズキに綺麗だからと答えました。綺麗なミズキを絶対見てもらった方が良いと真剣に訴えました。

考えているだけでは解決できないこともあることを杏奈に教えられた気がしました。白鳥とは違うタイプの動きをしますが行動が早いですし、積極的だと思います。

夜の街を車で走っています。白鳥が、驚いていなかったのでわかっていたのかと問いかけると、指輪のサイズが、早坂さんくらいのサイズですと言うと、そんなことまで、と驚きました。

 

それと、恋人に送るのなら、私達には頼まないと笑顔で答えました。家の前で受取のサインをもらいましたがサインは早坂美月でした。

玄関に入る前に自分宛の手紙を読んで、勇気を出して家族に会いました。
家族は接し方に戸惑ってよそよそしい態度でした。母が何と呼べばよいのか戸惑いを隠せないでいると、名前も変えたと伝えました。

洗濯物を取り込むために庭に出た母は美しい満月を見て、公園のブランコに乗っていた満男を思い出していました。その時も満月でした。

それで満男と名付けたのでした。
女の子だったら美月にしたかったのでした。満男は美月になりました。
母は隣に立った美月の名を優しく呼び、抱きしめました。

白鳥が、何故家族のもとに届けようと思ったのかと問いかけると、杏奈は家族に会った方が良いと思ったからだと答えました。シンプルな答えですが尤もだと思いました。
白鳥もそうかと言って納得して頷きました。

今日の新メニューは満月をイメージした月見オムカレーでした。

ふたりで仲良く食べました。心が和むシーンでした。