ゆりあ先生の赤い糸 第9話(最終回)ネタバレ感想!
ゆりあ先生の赤い糸 第9話(最終話)について
小山田みちるがゆりあの肩をもみながら伴優弥の事を聞くと、別れたと答えました。
みちるは驚いて、病気だからなのかとその理由を確かめ、病気は治るから優弥に甘えるようにと進言しました。
ゆりあは病気の事を隠して別れを告げ、優弥はゆりあの幸せを願って去っていきました。
ゆりあは別れた時を思い出して悲しそうな表情でしたが、
みちるはゆりあの肩を後ろから優しく抱きしめでした。
今のみちるは誰よりもゆりあと優弥の事を応援いていてゆりあの幸せを考えていると思います。
自分が世話になったからではなく、ゆりあを心から慕っている感じです。
ゆりあは優弥の連絡先をスマホから削除
病院の待合室でゆりあは優弥の連絡先をスマホから削除しました。
検査の結果転移していなかったので、医師からは、放射線療法を行う旨の説明がありましたが、ゆりあは全摘を希望しました。
ここでも一番確かな方法を選択したゆりあの気丈さを感じました。
病院の屋上でベンチに腰かけたゆりあは、前田医師に声を掛けられ、
ゆりあは他人事みたいで実感がわかないというと、
前田医師は、周りを気にせずに、家族なんてほっておけばいいから自分のことだけ専念してゆっくり休むことを勧めました。
吾良を往診した伊沢家でゆりあの大変さを感じていて心配していたのだろうと思います。
ベッドで寝ている吾郎のとなりの布団でゆりあが寝ています。
凛久 吾郎の手足を縛り口にガムテープを貼る
何者かが侵入し、吾郎の手足を縛り口にガムテープを貼りました。
呻き声でゆりあが目をさますと、凛久が立っていました。
凛久はゆりあにナイフを突きつけながら脱いで胸を見せろと言い、
ゆりあがトレーナーを脱ごうとすると自由を奪われている吾良が呻き声をあげ、
凛久は吾良のほうにナイフを向けました。
ゆりあは凛久を突き飛ばして襲い掛かり、枕で何度もたたきました。
ナイフは床に落ちて、ゆりあが拾い上げると自分の喉元に突きつけ、
自分の人生はもう終わってもいい、自分は死ぬから、
吾良を頼むと言うと、凛久は激怒しました。
ゆりあはもっとヒーロー然としていたのに、癌になんかにやられていないで、生きろ。
勝手に完結するなと言い、
年上のゆりあのそんな姿を見ていると元気になるとも言いながら凛久は泣いていました。
凛久の言動はおかしいと思います。
吾郎の看病も騙されてしたことではありませんし、強要された事ではありません。
吾郎やゆりあを恨むことはあり得ないと思うます。
凛久の自分勝手な行動がどれだけゆりあに迷惑を掛けているのかがわかっていないようです。
凛久の気持ちは理解できませんが、
ゆりあのしっかりした行動には一目置いているのだろうと思いました。
凛久はその場から立ち去ろうとすると、吾郎は、歩けるようになったのは凛久のおかげ。
ありがとうな。
ずっと言いたかったのに言えなかったが、傷つけてごめんと頭を下げました。
そして、朝から晩まで凛久と一緒に居られて幸せだったともいい、
凛久がどんな人であっても大好きなので、
気持ちをぶつけに来てくれて嬉しいと言ってと笑顔を見せました。
吾郎は、怒ることを知らない優しい人だと思いました。
ゆりあに対しては辛い思いをさせて、甘え過ぎていると思います。
まにとみのんが2階から降りてきて凛久の姿を見ると、おかえり。と言って抱き着き、皆が待っていたと話し、節子も凛久の胸に顔をうずめました。
こんなに優しい人達と一緒に暮らせていたのに何が不満なのかわかりません。
凛久は逃げるように家を飛び出し、みちるが後を追い、
家の前の階段で二人で話し合い、肩を寄せ合いました。
あんなに嫌っていたみちるでしたが彼女の優しさと人柄の良さがわかったようで、
仲良しになれてよかったです。
ゆりあは伴優弥の実家・VH本舗を訪ねました。
水撒きをしようとした博が出てきて、あいつを振ってやってくれたのかと尋ねると、
はい、別れましたと答えました。
別れたのに何の用か、未練があって復縁なのかとと訝ると、
やけくそに元気に生きている自分に戻るために来たのだと答え直しました。
その言葉を面白がった博は、優弥を呼びました。
この人が優弥の父親とは思えないくらい、
全然似ていませんが悪い人ではないことは共通していると思います、
とにかく、親しみを感じるいい親子です。
二人で橋の上を歩きながら、ゆりあが、優弥の連絡先を削除しちゃったことを話し、
この間はすみませんでしたと頭を下げると、結局別れる事ならばもう聞きたくないと言うと、
あの日に言わなかった事を後悔しているので言いに来たと言い。
一個目は、優弥が大好き。
あと一つは癌だと言う事。
優弥はホッとして良かったと言うのでした。
別れた原因が優弥ではなかったことが分かったからでした。
癌だと聞かされたのに、
別れた理由が自分ではなかったことにホッとするのもどうかと思いましたが、
病気になったことは優弥にとっては別れる理由にはならなかったわけで、
優弥らしい優しさが感じられました。
ゆりやは手術の後、自分がどうなるか分からないから、
ちょっと止まって考えたいと伝えました。
優弥はゆりあの気持ちは分かったといい、
連絡来るのを待っている明るく笑い、二人で抱き合いました。
運命の人が現れたらしっかり捕まえなければ駄目
ゆりあは、縁があったらまた会えるけど、
運命の人が現れたらしっかり捕まえなければ駄目だ、
優弥も優里亜も幸せになっていいと言い残して立ち去ろうとするゆりあを抱きしめた優弥は、
幸せにしてくれるのは、ゆりあだと言って、
大丈夫、俺二刀流だから、おっぱい好きだけどお尻も好きだと言って笑わせました。
優弥が言うと嫌らしさが感じられず、むしろ面白いです。
ゆりあから体を離し、ゆりあが好きなのだと、はっきり言いました。
ふたりは泣きながら抱き合いました。
ラブホテルで服を着たゆりあが、また会おう、と書いたメモを残して帰ろうとして、寝ている優弥の顔を見ながら今までの事を思い出していました。
幸せだった思い出でした。涙が溢れました。
優弥の寝顔にくちづけして、メモを掴んで黙って部屋を出ました。
ゆりあが立ち去るのを、寝たふりをして背中で感じていた優弥は、
目を開け、馬鹿野郎と呟きました。
優弥、男らしいです。
伊沢家に車が止まりみちるとゆりあが降りました。
リビングには退院おめでとうの飾りつけがしてあり、黒髪の凛久の姿もあり、
みちるの料理で笑顔があふれる楽しい夕食の光景でした。
吾郎の仕事も順調でみちるは料理学校へ通うことになりました。
凛久は明日、実家に戻ることを決めました。
赤い糸で刺繍をしているゆりあに、まにが運命の赤い糸ってあるかと聞くと、
ゆりあはない事もないと答えました。
男女だけではなく人生のターニングポイントになった人、
まに、みのん、みちるも運命の人だと思うと説明しました。
まに達が喜ぶと、赤い糸は一本じゃなく、繋がったり、切れたりするともいいました。
ゆりあの言う通りです。本当にそうだと思います。
一年後
凛久が庭を掃いていると、背後から懐かしい声で名前を呼ばれ、
振り返ると吾郎が立っていました。
ゆりあに凛久の傍にいてやれと言われてきたのだと話しました。
歩み寄ろうとした吾郎が転び、凛久が慌てて駆け寄り、
ふたりは泣きながら抱き合いました。
凛久はやっと真面になってご吾郎とゆりあの優しさを理解できたようです。
凛久のいろいろな面を許してさらに助けようとする吾郎とゆりあは本当に暖かい心の持ち主だと思いました。
志生里と蘭も加わってみんなで食事をしていると、ゆりあが相談があると言い出しました。
伊沢家の一室をカフェにしたいと言うと、節子は賛成し、蘭も賛成しました。
いつもの様に不満そうな
志生里をこれもまたいつもの様にしっかりと押さえつける節子は頼もしさが感じられました。
自分の部屋から銀行の通帳を持って来て、ゆりあに渡し、
ゆりあの幸せのために使いたいと言い、でも、この家に縛り付けようとは思っていないと付け加えました。
みちるとゆりあは部屋の改修計画を立てて便利屋を検索しましたがゆりあはVH本舗をスルーしました。
優弥がいてもいなくても幸せでいることを決心したからでした。
後日、伊沢家の前に、便利屋・ライトスタッフの車が止まりチャイムが鳴ったのでゆりあがドアを開けると優弥が立っていました。優弥は独立したのでした。
優弥が躊躇いながら家に入り改修内容の説明を受け、見積を渡しました。
優弥は妻と一緒に住みだしたことを話すとゆりあは微笑みましたが、
やっぱりだめで正式に離婚したと聞かされました。
優弥が挨拶をして出ていくとゆりあは戸惑いを隠せませんでした。
門を開けて出ていく優弥の後ろをゆりあが付いて出ました。
振り返った優弥が、今、幸せかと聞くと、
自分の道が見えてきたと答えるゆりあに、なら良かった、と微笑みかけて、頭を下げて帰ろうとしました。
車に乗り込もうとする優弥の名を呼ぶと、
優弥は振り返って駆け寄り、力いっぱい抱きしめました。
二人は抱き合って、また会えたことを喜び、ゆりあは幸せをかみしめました。
部屋の中に置いてある刺繍の花は一つ一つあかい糸で結ばれていました。
便利屋・ライトスタッフの車からスタッフが車を降りて玄関に向かうまで顔が写されていなかったので、もしかしたらとドキドキしてみていましたが、予想通りの展開でした。
優弥との別れ方がつまらなかったので、きっと会えるだろうと思っていたのですが、
なんと素晴らしいかたちの再会ではありませんか。
今後、また幸せな日々が続くと思うと本当に良かったと思いました。
気持ちのよい最終回でした。
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