日曜劇場『キャスター』最終回(第10話)ネタバレ感想
最終回(第10話)は、まさに『キャスター』というドラマの“魂”が凝縮された回でした。ここでは、物語の核心に迫る要素を深読みしていきます。
🧩 43年前の墜落事故の真相と“報道の正義”
進藤(阿部寛)の父・松原が命を落とした自衛隊輸送機墜落事故。その裏には、プルトニウムの極秘輸送という国家レベルの隠蔽がありました。 国定(高橋英樹)は「非核三原則を守るため」と語りますが、進藤は「それは国民を欺く行為だ」と真っ向から対立。 この対立構造は、“報道とは誰のためにあるのか”という問いを視聴者に突きつけます。
🧨 羽生官房長官の死と毒カプセルの真相
羽生(北大路欣也)の死因は、遅効性の毒カプセル。 進藤は、看護師の証言や尾崎(谷田歩)のリークをもとに、景山会長(石橋蓮司)こそが黒幕であると暴きます。 景山は、羽生の改革を阻むために殺害を指示し、JBN買収を画策していたのです。
🧠 市之瀬の“出自”と報道の多様性
市之瀬(宮澤エマ)が“反社の孫”であるというスキャンダルが報じられますが、進藤は「能力で評価すべき」と擁護。 このくだりは、報道の現場における“血筋”や“偏見”の問題を浮き彫りにし、多様性と包摂の重要性を描いています。
🕵️♂️ 鍋田の正体と“最後の封筒”
鍋田(ヒコロヒー)は、ただの清掃員ではなく、進藤の父の死の真相を知る人物。 最終盤、彼女が進藤に渡した封筒の中身は明かされませんが、ネットでは「黒幕の正体を示す証拠」「進藤の母の手紙」など様々な考察が飛び交っています。
🎬 続編への布石?
・足を引きずる謎の男 ・寺西拓人さん演じる“名もなき男”の電話の相手 ・進藤の元妻を刺した犯人の未解決事件
これらの“未回収の伏線”が、続編や映画化の可能性を強く匂わせています。
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