日曜劇場『キャスター』第3話「夢の細胞と偽りのデータ」
第3話「夢の細胞と偽りのデータ」
物語の中心は、再生医療の希望とされる「iL細胞」の研究不正疑惑。帝都大学の研究者・篠宮楓(のん)が、突如としてデータ改ざんの疑いをかけられ、世間からバッシングを受けます。
しかし、真の黒幕は彼女の上司・小野寺教授。研究成果を捏造し、名誉と研究費を得ようとしていたのです。篠宮は葛藤の末、若手キャスター・本橋悠介(道枝駿佑)と共に内部告発を決意。進藤(阿部寛)の後押しもあり、証拠となる手書きメモを入手し、番組内でスクープとして報道します。
一方で、小野寺は責任逃れを図り、本橋を訴えると脅迫。しかし進藤の機転で事態は収束し、大学の研究倫理の脆さが世間にさらされることに。
この回は、かつて話題になったSTAP細胞事件を彷彿とさせるリアルな描写が印象的で、「正義を貫くことの難しさ」と「報道の責任」が強く描かれていました。篠宮が涙ながらに語る「正しさに迷うのは、怖いから」というセリフが胸に刺さります。
ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません