日曜劇場『キャスター』第2話ネタバレ感想

2025年6月16日

第2話は、スポーツと報道、そしてスポンサーの圧力が複雑に絡み合うスリリングな展開でした。

第2話「賭博疑惑と報道の正義」

物語は、銀座のスポーツバーが賭博容疑で摘発されるところから始まります。そこに居合わせたのが、男子バレー日本代表のエース・名和渉(鈴木貴之)と、報道番組「ニュースゲート」のサブキャスター・小池(月城かなと)。2人は任意同行され、局内は大騒ぎに。

一方、進藤(阿部寛)は冷静に状況を見極め、スポンサー企業「イーストリーム」の社長・仁科(宮川一朗太)に直談判。名和の潔白を証明することを条件に、スポンサー継続を取り付けます。

やがて、小池は潔白が証明され釈放されますが、名和の携帯電話だけが返却されていないことに進藤は違和感を抱きます。さらに、バレーの試合で「ALLAN」という謎の予想屋が高確率で勝敗を的中させていることが判明。進藤は、八百長の可能性を疑い始めます。

番組本番では、進藤が小池に“予定外”の質問をぶつけ、彼女は名和からプロポーズされていたこと、そしてVIPルームには入っていなかったことを告白。さらに、進藤は名和の口座に「賭けに負けた金額」と「八百長の報酬」と思われる入金履歴があることを突き止めます。

最終的に、黒幕は名和のチームメイト・今井であることが判明。「ALLAN」という予想屋の正体も彼であり、名和を巻き込んで八百長を仕組んでいたのです。

この回は、報道の自由とスポンサーの圧力、そして個人の正義がぶつかり合う濃密な45分でした。進藤の「毎日がエイプリルフールだ」というセリフが、真実と嘘の境界を象徴していて印象的です。