ドラマ【ケンシロウによろしく】第3話あらすじネタバレ感想
ドラマ『ケンシロウによろしく』第3話について
沼倉孝一=沼倉ケンシロウは人気マッサージバトル番組「モミの鉄人」に出演することになりました。
番組が始まり、マッサージは人を幸せにする、マッサージは人を苦しみから救う、最強の指圧師の壮絶な戦いシーズン2の開始が司会者によって告げられ、3人のモミの鉄人が紹介されました。
ファーストシーズン第3位オイルマッサージの鉄人・Mr.アブラー、ファーストシーズン準優勝タイ古式マッサージの達人・佐藤チェンマイ、ファーストシーズン王者中国機構生体の鉄人・王指摩が紹介されました。
シーズン2の予選を突破した沼倉ケンシロウが3人のモミの鉄人に挑みます。
1回戦のキングオブ肩凝り・よしともかたこらす登場です。
登場した姿が如何にも体中が凝っていそうな姿で笑えます。肩こり症の人でもはた目にハッキリ分かる分かる人は見たことがありません。
首を回す仕草や肩を揉む様子を見て肩が凝っているのだと想定することはありますが。歩いている姿を見ただけで凝っているのがわかる人を見るのは初めてです。
でも、両手は不自然だと感じました。
よしともは、プログラマーで究極の肩コリを作り上げるために20年もパソコンポーズで生活していて、
運動はしない、
寝るときは机にうつ伏せ、
ドシャブリの雨でも傘をささない、
そうやって作り上げたカタコリだと説明しました。
司会者がケンシロウに、話を聞いた感想を問いかけると、何で?と聞き返し、よしともは話し始めました。
小学生の時パソコンにはまって、プログラミング専門の高校、大学に進み、
IT企業に就職したが,コミユニケーション能力ゼロだったので、
頼られることもなかったが、
ある日、部下から声を掛けられ、肩が凝っていそうだから触ってもいいかと聞かれ、
それからは若い社員達からも話しかけられるようになって
それが喜びになり、
コリがコミユニケーションツールになり、
人生そのものだと語り、無名の指圧師のマッサージなんかでほぐれるわけがないと自信満々でした。
職場で、先輩や上司から求められて、仕方なく揉むことはあると思いますが、凝っていそうだからと触りたがる人も珍しいと思いました。
よしともがアピールアタックを終えてバカにしたような表情でケンシロウを見ると、
話を聞いていませんでした。
そんな話はどうでもよく、興味が無さそうな態度はケンシロウらしいと思いました。
余裕のある態度がかっこいいです。
顏の部分だけ穴が開いたベッドにうつ伏せに寝たよしともに、
頭を出して横になれと指示すると、ケンシロウは馬乗りになって、
沼倉流推掌神拳で頸椎、胸椎の機能を整えました。
推掌とは中国三大療法のひとつで押す、転がす、震わせる、伸ばすなどで、腱、骨、関節の機能を改善するのです。
辛そうな表情で、なにするんだ、やめろ、というよしともに、
このまま猫背と亀首をほおっておくと脳梗塞やくも膜下出血で死ぬと言って、
マッサージやほぐしの前に
まずはまっすぐな人間になれと言いながら施術を続け、
猫背と頸を矯正しました。
佐藤チェンマイは荒過ぎではないかと言いましたが、王指摩は荒く見えるが柔らかな動きでジャストなポジションをとって、曲がっている関節をテコの原理で適切に捻る骨格矯正は完璧だと称賛しました。
さすがはファーストシーズン王者です。
王指摩はしっかり見抜いていました。
ケンシロウにとっては強敵ですが挑戦相手としては戦い甲斐のある相手だと思います。
次はマッサージです。
ケンシロウに、うつ伏せになるように指示された、よしともは、矯正された綺麗な形の体でうつ伏せになりました。
背中はケンシロウが経験した事のない硬さでしたが、
叩いて、硬い安い肉を
やわらかい最高級黒毛和牛の肉にしてやると思いながら叩き始めました。
よしともの体が分厚い肉で表現された映像には笑いましたが、美味しそうで、分厚いステーキが食べたくなりました。
もみほぐせないと楽観していたよしともはほぐされると直感しました。
下準備が終わり指圧に入りました。
腰を揉もうとすると、腰に力が入っています。
陽陵泉で体制を整えると同時に一瞬必要以上の刺激で意識をこっちに向け、隙だらけになった腰を直撃、よしともはリラックスしてよだれを流しました。
見ていた王指摩は終わったな、と呟き、
佐藤チェンマイはとんでもない奴が現れたと一言。
よしともは気持ち良く夢見心地でしたが、かたこりがなくなったことで、
周囲の人たちが離れていってしまうことを心配しました。
ケンシロウの手が止まり、おしまいだと告げました。
肩はほぐさないと言って、肩こりはそのままにして完了しました。
よしともと司会者が怪訝そうに訳を聞くとマッサージとは何だと聞き返し、
マッサージとは人を幸せにするもので、
この男は肩をほぐされると不幸になってしまうので、
命にかかわる危険因子は取り除いたので、
人生で一番の幸せを奪ってしまってはストレスで余計に不健康になるといって、
自分が経験した事のない立派なこりだったと認めました。
当初は、挑戦的だったよしともの気持ちは和み、表情も穏やかになりました。
ケンシロウは、素晴らしいコリを保つためにもっと元気で正しいコリ名人になれと言って、衣装を破って脱ぎ捨て、一回戦突破と発表されました。
よしともが抱き着くと突き放して足蹴りにして立ち去りました。
よしともは啞然とした表情で見送りました。
要求されていたのは揉みほぐすことだけでしたが、人としての優しさとプロとしての心配りなのでしょうか。
おさえる所はしっかり押さえていることに感心しました。
テレビを見ていた木村は心が動き、沼倉を呼ぶように指図しましたが。
出張は受けていないのだと答えると、
断られると血が見たくなると言って不機嫌になり、
子分の一人を呼びつけ、灰皿で殴り、額から出血しました。
殴ってスッキリしたと言った後、店に予約させました。
里香がもっと宣伝して客を増やしたらどうかと勧めましたが。
金は十分にあるというのです。
20年ほど前に心臓発作で道端に倒れていたおじさんをみつけて、
心臓マッサージをして応急処置をして助けた、
それから10年くらいオッサンの金で専門学校に通って、
あん摩マッサージ指圧師免許、柔道整復師免許、はり師免許、きゅう師免許、
国家資格を4つも取ってしまったが、
人を助ける事ばかり教えて殺し方は足えてくれなかったと不満そうに言い、
里香は心の中で当たり前だといいました。
誰でも当たり前だと言うと思いますが、本人は本気でそう思っているのかもしれません。真顔で話す沼倉が面白いです。
さらに、このビルを買って開業させたと、不満そうに言いました。
里香は、恵まれた環境で、実力もある沼倉は、
殺しの計画とかはやめて幸せに暮らしたらどうかと勧めましたが
子供の頃の事を話して、何があっても許さないと断言して、
気持ちは変わらず、絶対にこの手で殺すと言い切りました。
その時、スマホに木村の予約が入りました。
子供の頃、父親から毎日暴力を振るわれて、最初は母親は止めていたが、
いつからか、母はその場にいなくなり子供をほおってどこで何をしていたのか分からないが、それ以来、母の顔は思い浮かばないと言うのでした。
マッサージが終わると木村は満足して褒め、上機嫌で笑いました。
今のうちにいっぱい笑っておけと、沼倉は心の中で冷ややかに呟き、
大声で笑いながら立ち去る木村を見送りながら、もう少しだと思いました。
最高の気持ちいいを味合わせて、幸せがピークに至った瞬間、
自分のこの両手でと思いながら窓から見下ろしていると、
木村が走ってきた車に跳ねられました。
走ってきた車はスピードを落とさず轢いてそのまま逃走したので、
何者かが故意に殺害しようとしたのだと思います。
意外な結果になりました。
このまま死んでしまっては沼倉の目的が果たせません。
不道徳な考えだとは思いますが、何とか助かって欲しいと思いました。
勿論、木村の命を助けたいのではなく、沼倉の思いを遂げさせてやりたいからです。
でも、このまま木村が死ねば沼倉は殺人を犯さずに済むと思うと、複雑な気持ちです。
妻に連絡が入り、病院ではなくマッサージ屋にいることが伝えられました。
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